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瞑想 meditation

2018-02-20

失礼します。kaiです。

小言

名だたる功績を残した偉人達はみんな瞑想を行なっていたとよく聞きます。 瞑想とは一体どんなものなのか。どんな効果をもたらすのか。実行した人にしか分からない世界があるのは確かな事です。

瞑想の概念

瞑想には、満足、幸福、達成、喜び、インスピレーションを高める力があります。 瞑想とは、精神訓練の段階に応じて長期間
一点に結び付けた意識に集中する行為です。
集中し、意識した最初の状態を作り出す事は難しくありませんが、この状態でいる事は困難です。 これは、人間の興味は衰え、意識は彷徨い心は簡単に消散してしまうからです。 練習によって、徐々に精神が集中し、目覚め始めるとインスパイアされ、精神的な問題や日々の困難を乗り越えられている自分に気がつきます。 そうすると、自分の最高の能力をもってプランを完了できる様になり、思い描いた夢への実現に近づいていきます。 これは、瞑想を通す事で、人生の質が、一時的な喜びや、利得によってではなく、精神と意識の質によって決めることが明白だからです。 人間の心は大変複雑です。 さまざまな意識層があり、訓練していくことで個人的にも向上していきます。

意識の種類

・客観的意識 対象に関する意識は、変化する可能性があります。 物質社会から得る喜びは信頼できず、不安定、不十分で錯覚です。 ・主観的意識 思考過程に閉じ込められている意識。 この意識は非常に不十分で限定されています。 空想のようなもので計画を遂行していますが、それは、自分の最も望んでいるものではありません。 ・集合的意識 思考と行動の調整が十分に図られています。 考え、計画し実行しています。 思考、願望、野心、目的と目標が、同等です。 融合状態、意識が一体化した状態で経験を決定します。知覚し、理解してから手に入れる。 超自然的意識 最終的に、たくさんの訓練を通して、意識が客観的、主観的という二者の形を超越する時がやって来ます。 この状態をサマディ(三昧)超自然意識といいます。 瞑想中は、生命エネルギーを統合し、集中させ、逸脱せず留まるように訓練します。 膨大の訓練を重ねるとその状態も超越する時が来ます。 集合意識とサマディを達成する工程は大変長く、困難を伴うことが多いようです。

精神と瞑想の関係

集中した瞑想状態を保つ単純な行為が、瞑想行程の初期段階であっても、困難や人生が作り出す障害を乗り越える手助けとなる事を忘れてはいけません。 瞑想中は、心を静かに集中状態へ変えて行くことが重要です。 人間の意識は ・感覚印象 ・神経反応 ・経験 ・競争思考 などの寄せ集めです。 私達の意識は知覚経験に影響されながら世界(精神界、実社会)を絶えず認識しています。 瞑想で最も重要な役目を担う
觀照者
自分を俯瞰的に見るという事。第三者の自分が見つめてあげるということです。 ヨガと瞑想を行うと、『誰が誰に、心の感覚印象、思考、感情を示しているのか。』 という不思議な問いが生まれます。 私達は、感情を自分達の一部だと考えています。 紛らわしいことに、感覚印象や思考は私達の一部ですが、めまぐるしく動き認識を伝え私達に影響を与えます。この心の中でのエネルギーの不思議な形は 『意識と觀照者の特別な関係』を表しています。 瞑想する時にはただ觀照者になります。 浮かんでくる思考を中立的に受け入れ、ただ観察します。 自分はこんな風に考えているんだなぁ。と見つめてあげて、そこに気づいていきます。

瞑想の種類

瞑想には、色んなやり方があります。 アシュタンガヨガは動く瞑想と呼ばれていますし、坐禅の様にただ座り無になる方法や、ロウソクの火を見つめる方法。 種類が豊富なので、ご興味のある方は、こちらをご覧下さい。 瞑想の種類 私は、シャバーサナの状態で、ただ浮かんでくる思考を見つめるというやり方が好きです。

サンスカーラ(印象)

印象とは、心に過去の経験が蓄積されている証です。 過去の経験から、現在、過去、未来、ふるまい、カルマを左右する願望を作り上げています。 印象が蓄積されて、経験という主観的になり、性質、反応、精神状態など、全てに作用し私達に影響します。 印象は、精神の進化の過程で極めて重要で、瞑想中に打破すべき大きな障害です。 そして、印象はありのままの事実を歪めてしまうので、自己発展の妨げになります。

瞑想のゴール

瞑想は、緊張をほぐしながら、自身の印象を取り除く事です。 この過程を経て、自己の本質や、真のアイデンティティーが明らかになるのです。 そして、ランダムな思考の排除、高められた意識と浄化を導く為の感覚の統合です。 この2つの両方をもって、究極の達成と満足という結果に至ります。

最後に

実社会では、様々な感情がやって来ます。 幸せな気持ち、嬉しい気持ち、いい感情だけではありません。 反対にイライラしたり、嫌な気持ちになったり。 そんな時に、少し目をつぶり深く呼吸をして、 『おぉ!いらいらしてますねぇー。』とか、 『どういう態度でいる事がベストかな?』 『どう対処すべきだろうか?』 と第三者の自分が俯瞰的に見てあげる事から始めてみましょう。 それらは呼吸のコントールや、アーサナなどにつながっていきます。 kai